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Channel: へるなび »今、ここが人生
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菊の御紋章

 「ゴミですか!?」と若い僧侶が言った時、私は雷に打たれたようにその言葉に全身を貫かれた。数年前の盆参りに来てくれたその若い僧侶に、「私は薬局の店頭に出る際には、自分の心のゴミ箱を空にして出るようにしています。その空のゴ続きを読む

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震災とボランティア

 2011年3月11日、その時私は自分の薬局(東京都練馬区)にいた。大きいな、長いなと思って従業員と共に横にある駐車場に避難したが、足の裏を伝う地面のうねりの異様な感覚は未だ味わったことのない感触だった。東京ではないどこ続きを読む

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震災とボランティア・その2

 JRの芦屋駅前でうろうろしていると、そこへ一台の個人タクシーが通りかかった。空車表示だったので手を上げると、止まって乗せてくれた。「どこへ?」というので「神戸市内」と告げると、「それは無理」だという、1995年1月30続きを読む

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シカゴ万国博覧会

 人生には、眼からウロコが落ちる瞬間が幾度かある。私の体験の一つにシカゴ万国博覧会に因縁のある重要なことがあるのでここに書き留めておきたい。  1970年代の半ば頃と記憶しているが、函館に行く機会が出来たので、日ごろ尊敬続きを読む

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草刈藤太先生の思い出・その1

 「佐谷さん、人間の寝ている姿勢は、陽ですか、それとも陰ですか?」  クサカリ薬局さんを訪問した時、草刈藤太先生からいきなり質問されたのだ。これには面食らった。私が逡巡している姿を見て、先生は笑いながら答えを教えてくれた続きを読む

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「草刈藤太先生の思い出」その2~如是我聞

 草刈藤太先生の名講演はいくつもあるが、その中から今回は2つ(どうなさいましたか十二段と守・破・離)を思い出として記しておきたい。 どうなさいましたか十二段  「どうなさいましたか」で始まる十二の言葉の接客法は、(小売業続きを読む

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「草刈藤太先生の思い出」その3~「如是我聞」―守・破・離

 「守・破・離」も草刈藤太先生の講演で教わった。今から40年以上も前のことである。  今では社団法人日本薬局協励会が行った全国大会での名講演の一つになっている。草刈先生は、書道家としても一流であり、また、武道家としてもマ続きを読む

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協励会と私

 日本で唯一の薬局経営者で構成される社団法人である「日本薬局協励会」(以下協励会)との出会いは私が最初に勤めた薬局が、協励会創始者の一人であった田崎清規氏が創業したタサキ薬局だったことによる。そこでの2年間の研修によって続きを読む

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明薬と私

 私の親父・守司(もりじ)は、早稲田大学工学科を卒業し、日発(日本発送電・東京電力の前身)へ入社。戦時中に中島飛行機へ転職し、戦後は富士重工へ勤め、そこで定年となった。  確か、私が高校二年の夏頃、自分の将来像を描き始め続きを読む

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日薬と私

 1974年4月、私は突然に日本薬剤師会(日薬)の石館守三会長から指名されて常務理事に就任した。その時、開局して11年目、35歳の時であった。1974年という年は後年「分業元年」と呼ばれるようになるが、理由はその年の10続きを読む

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